薬剤師におすすめの副業は?副業する上での注意点も解説!

薬剤師さんの中には、副業をしたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、そんな薬剤師さんにおすすめの副業を紹介しています。

副業をする際、気をつけなければいけない点についても紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

薬剤師は副業してもバレない?

副業を考えている薬剤師の中には、「現在の勤務先にバレないか心配」と思っている人もいるのではないでしょうか。

確かに、副業がバレてしまう人がいるのも事実です。そうならないように、主な原因と、その対処法を紹介します。

バレてしまう原因 ①先輩や同期に密告された

薬剤師の副業がバレてしまう原因として大きいのは、先輩や同期など、同じ職場で働く人に密告されてしまうというケースです。

相手に悪意がなかったとしても、飲み会などの席でうっかり話してしまうというパターンもあります。

副業をしていることが人づてに広まるのを防ぐためには、同僚に副業のことを話さないことをおすすめします。

副業で収入を得ると、気が大きくなって同僚に自慢したくなる人もいるかもしれません。しかし、自慢された側は不快に感じてしまい、密告のリスクも上がってしまいます。

また、実名で投稿しているSNSや、同僚が閲覧できるSNSで副業について話すのも、人づてにバレる原因となります。

副業の話をするのは、家族や信頼できる友人だけに留めておきましょう。

バレてしまう原因 ②住民税でバレる

薬剤師の副業がバレるケースとして、税の申告を行っていなかったため、住民税の通知でバレるというパターンもあります。

通常、住民税は給料から天引きされていますが、この税額は、会社から年収の通知を受けた役所が計算して決定しています。会社はその決定を受け、天引き額を決めているのです。

そのため、副業で収入を得ていると、役所からの住民税の決定通知でバレてしまいます。このパターンは、薬剤師に限らず多くあります。

住民税の通知で副業をがバレないようにするには、自分で申告を行う必要があります。

副業の収入が20万円を超える場合は確定申告、それ以下の場合は住民税申告を行います。この際、副業の住民税は自分で支払う「普通徴収」を選択してください。

この手続きを行えば、会社に通知が行くことがなくなるため、バレる可能性も軽減できます。ただし、普通徴収ができない会社もあるため、副業の際は確認をおすすめします。

薬剤師におすすめの副業

では、薬剤師が副業を行うには、どのような仕事がいいのでしょうか。

薬剤師の皆さんにおすすめなのは、薬剤師の資格とスキルを活用して効率よく稼ぐことです。薬剤師は専門性が高いため、副業でも時間単価が高いものが多いからです。

おすすめの副業を紹介します。

派遣薬剤師

薬剤師が短時間で効率的に稼ぐ方法として最も一般的なのが、派遣薬剤師です。

派遣と聞くとあまりいい印象を抱かない人もいるかもしれませんが、短時間の勤務ができ、高時給の仕事が多いため、副業にはおすすめです。

派遣薬剤師は、原則3カ月単位で契約を行い、調剤薬局やドラッグストアなどに派遣されます。中には「単発派遣」と呼ばれる1日単位の派遣も存在します。

薬剤師は人手不足が続いていることから給料も高く、時給3000円前後の求人が多くあります。時給3000円で週1回8時間働けば月給は96000円ですから、高時給は魅力です。

派遣薬剤師として働く場合は、派遣事業を行っている転職エージェントに登録する必要があります。全てのエージェントが派遣を行っているわけではないので注意しましょう。

タイムチケット

薬剤師としてのスキルを生かして副業を行うのであれば、タイムチケットもおすすめです。

タイムチケットとは、「個人の時間を30分単位で売り買いできるサービス」で、ビジネスやマーケティング、恋愛に至るまでさまざまなサービスが売買されています。

このサイトで薬剤師としてのスキルを生かしたサービスを売ることが、薬剤師におすすめのタイムチケットを使った副業です。

たとえば、タイムチケットで実際に売られているサービスに、「薬剤師が相談に乗る」というものがあり、1時間5000円で売られています。

仮にこのサービスが10時間利用された場合、手数料を引いても40000円が支払われるため、時給に換算するとかなり効率が良い副業だと言えます。

ただし、タイムチケットのサービスはすぐに売れるとは限らないため、収入が不安定というデメリットもあります。

セミナー講師

人前で話をするのが得意だという薬剤師におすすめの副業が、セミナー講師です。

セミナー講師と聞くと副業でできる仕事でないと感じる人も多いと思いますが、実は「ストアカ」というサービスを使えば、気軽に講座を開くことができます。

ストアカは「学びたい人と教えたい人を繋ぐサービス」で、講座の詳細を掲載しておくと学びたい人が応募してくるというシステムです。

セミナー講師のメリットは、セミナーの受講生が増えれば増えるほど収入が多くなるという点です。

たとえば、1時間2000円の講座に10人の受講生が集まれば、手数料を引いても8000円から9000円の収入を得られます。

人気講師になって安定した収入を得るには、薬剤師のスキルを生かした講座を開くことをおすすめします。

メディカルライター

文章を書くのが好きな薬剤師におすすめの副業が、メディカルライターです。

メディカルライターとは、医学の知識を生かしてライティングを行う人のことで、健康や医療に関する正しい知識を正確に伝えることが求められます。

健康情報についてまとめたサイトが医学的に誤った記事を掲載していたことが問題になったこともあり、正しい知識を持ったライターの需要は高まっています。

メディカルライターの副業を行うには、クラウドソーシングのサイトを利用することがおすすめです。

専門知識が必要なメディカルライターは一般のライターよりも報酬が高めに設定されているので、効率的に稼げるのがメリットです。

たとえば、2000文字で文字単価2円の仕事を受注した場合、手数料を引いても3200円の報酬を得られます。

なお、案件が常にサイト上に掲載されているわけではないので、複数のサイトを利用することをおすすめします。

イラストレーター

イラストや絵を描くのが得意な薬剤師の場合、イラストレーターとして働くこともできます。

「イラストレーターの仕事にどうやって薬剤師のスキルを生かすんだろう」と疑問に思う人もいるかもしれませんが、薬剤師のイラストレーターの需要は確かに存在します。

医療についての知識があり、それを生かして正確なイラストを描くことができるという能力は、ライバルの多いイラストレーター業界でも大きな武器になります。

イラストレーターとしての仕事を受けるためには、クラウドソーシングサイトに登録することをおすすめします。

報酬額はクライアントによってさまざまですが、サイト上には1万円を超える募集も多くあるため、受注できればある程度の収入が期待できます。

翻訳業務

外国語が堪能だという薬剤師には、翻訳業務の中でも特に医療に関する文章の翻訳をおすすめします。

医療分野の外国語で書かれた文章を翻訳できるだけの知識を持っている人材はとても貴重なので、薬剤師の翻訳者は重宝されます。

翻訳業務を受注するには、クラウドソーシングサイトを利用することをおすすめします。英語だけでなく、さまざまな言語の翻訳の案件を受注できます。

専門知識が求められる案件では、一般の翻訳よりも報酬が高くなる傾向があるため、薬剤師にはおすすめです。

報酬額はクライアントによって異なりますが、さまざまな案件があるので、自分に合ったものを選んで受注することができます。

たとえば、実際にサイトに掲載されている案件では、500文字の和英翻訳で10000円から20000円の報酬が貰えるというものもあります。

ただし、案件自体がそこまで多くないため、サイトを併用することをおすすめします。

ブログ運営

ブログ運営は、ブログ記事の執筆・管理を行って収入を得る方法です。しかし、ただブログを運営しているだけでは収入を得ることはできません。

ブログ運営をして収入を得るためには、ブログに広告を掲載して収入を得る「アフィリエイト」という方法を利用します。

アフィリエイトとは、自分の管理するサイトやブログに掲載された広告を閲覧者が利用すると報酬が支払われるシステムです。

薬剤師がブログ運営を副業として行う際におすすめのテーマは、「薬剤師の転職」です。単価が高いので、報酬が期待できます。

薬剤師の転職に関する記事を書き、転職サイトの広告を掲載し、実際に閲覧者が広告経由で登録すると1件数万円の報酬が受け取れます。

ただし、実際に報酬が受け取れるほど利用者が集まるブログになるまでは時間がかかるので、忍耐が必要です。

薬剤師が副業をするときの注意点

副収入が得られるだけでなく、普段の仕事とは異なる体験を通してスキルの向上も期待できる薬剤師の副業ですが、注意すべき点がいくつかあります。

薬剤師が副業をする際に気を付けたい点として主なものをを紹介します。

副業ができない業種

働き方改革の一環として、国の方針でも副業が認められるようになるなど、薬剤師のみならず幅広く副業・兼業を容認する動きが活発になっています。

しかし、薬剤師の場合、業種によっては副業が禁じられている場合もあります

公務員薬剤師

国家公務員や麻薬取締官、地方公務員として働いている公務員薬剤師は、アルバイトを含む副業・兼業が法律で禁止されています。

公務員には「職務専念の義務」があるため、本来の業務とは関係のない仕事をすると処分の対象となり、免職になる可能性もあります。

国や自治体の長から許可を得ればマンション・アパートや土地の賃貸を行えるという規則もありますが、原則は禁止と考えておいた方が安心です。

国や自治体に対する信頼を損ねないためにも、公務員薬剤師の副業はやめましょう。

管理薬剤師

管理薬剤師は、薬事法第7条によって兼業が原則禁止されています。

管理薬剤師の副業禁止は法律で定められているため、仮に副業が発覚すると、法律に則って懲戒処分を受けることになります。

ただし、全ての副業・兼業が禁止されているわけではありません。都道府県庁知事の許可を受けた場合には、管理薬剤師でも兼業が可能です。

具体的には、学校薬剤師としての勤務や薬剤師会による事業など、都道府県から公益性が高いと認められた業務は兼業しても違反にはなりません。

会社の規則によってできない場合がある

副業・兼業が容認されつつある現代ですが、会社によっては規則で副業を禁止していることもあります。

公務員薬剤師や管理薬剤師のように法的な拘束力はないものの、社内の規定は従業員として守るべきものであることに変わりはありません。

副業が発覚した際の罰則規定が設けられている会社もあるため、副業が規則で禁止されている会社でこっそりと副業を行うのはとても危険です。

そのため、まずは副業を禁止する規則がないかを事前に確認しておくことをおすすめします。

従業員が10人以上いる会社では、就業規則が定められているはずです。普段の業務で見ることはめったにないと思いますが、副業に関する項目は確認しておきましょう。

一方、従業員が10人に満たない個人経営の薬局などでは、就業規則が明文化されていない場合もあるので、会社のトップにさりげなく確認することをおすすめします。

扶養を超える可能性がある

扶養控除の範囲内で働くママさん薬剤師などの場合、年間の給料が扶養の基準額を超えてしまわないように気を付けている人もいるのではないでしょうか。

薬剤師の副業は収入の良さが魅力的ですが、収入が増えすぎてしまう故に扶養を外れてしまうこともあるので注意が必要です。

扶養されている妻が働く場合、年収103万円までなら夫婦の所得税が控除されますが、103万円を超えて150万円までは夫の所得税のみの控除となり、以降段階的に控除額が減ります。

最終的に妻の収入が201万円を超えると、所得税の控除は受けられなくなります。

また、年収が130万円を超えると夫の企業の社会保険の扶養から外れてしまうため、保険料を負担する必要が生じます。

仮に年収を130万円に収めようとすると、月収はおよそ10万円、時給3000円以上の派遣なら週9時間働くだけで扶養を外れてしまう可能性があるという点に留意する必要があります。

薬剤師が副業を始めるのにおすすめの転職サイト

薬剤師が効率的に稼げる副業を始める場合には、パートや派遣の求人を紹介してくれる転職サイトを利用することをおすすめします。

今回は、数多くある薬剤師向け転職サイトの中でも、副業向けの求人が多いサイトを紹介します。

リクナビ薬剤師

リクナビ薬剤師

リクナビ薬剤師は、人材紹介業大手のリクルートグループが運営する薬剤師向け転職サイトです。大手企業が経営しているため、信用性も高いサイトです。

リクナビ薬剤師の魅力は、豊富な求人数です。パートの求人数は約42000件と、業界でもトップクラスの求人数を誇ります。

パートやアルバイトの求人も豊富なので、副業を始めてみたい人はホームページに公開されている求人を検索してみることをおすすめします。

公開求人は登録しなくても検索・閲覧が可能ですが、登録すると経験豊富な担当者がフォローしてくれるだけでなく、好待遇な非公開求人も紹介してもらえます。

ただし、派遣求人を扱っておらず、面談を行える拠点が都心にしかないため、手厚いサポートを受けたい地方在住の人や派遣を検討している人は他社との併用をおすすめします。

マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師は、新卒の就職支援サービスなどを手掛ける大手人材紹介会社のマイナビグループが運営する薬剤師向け転職サイトです。

パートの求人数は約31000件と豊富で、全国の求人を幅広く保有しているため、地方在住の薬剤師でも安心して使えます。

マイナビ薬剤師の魅力は、薬剤師の転職専門の担当者が面談でしっかりとサポートしてくれる点です。拠点が全国にあるので、地方でも面談が受けられるのも魅力です。

条件をすり合わせながら求人を紹介してくれるので、副業が初めてでも理想の仕事が見つかることが期待できます。

ただし、こちらも派遣薬剤師の求人は保有していないため、派遣を検討している人は他社との併用をおすすめします。

アプロドットコム

アプロドットコム

アプロドットコムは、調剤薬局や人材紹介会社などを母体としない独立系の転職サイトで、利用者のニーズに沿った提案をしてくれると評判です。

求人数も豊富で、パート求人はおよそ25000件扱っています。

アプロドットコムの魅力は、1日だけ働ける単発派遣など、薬剤師向けの派遣求人を豊富に取り揃えているという点です。特に単発派遣を扱う会社は少ないため、とても貴重です。

派遣の求人も18000件と豊富なので、パートと派遣のうち自分に合った副業の形態を選んで働くことができます。

さらに、派遣薬剤師の場合は薬剤師賠償責任保険に本人負担なしで加入できるなど、派遣向けのサポートが充実しているのもうれしいポイントです。

ただし、利用者からは「担当者に当たりはずれがある」という声も聞かれるため、担当者と合わないと感じたら、担当者を変えてもらうか他社と併用することをおすすめします。

まとめ

薬剤師の副業は、収入を増やせるだけでなく、薬剤師としてのスキルアップも期待できます。

働き方改革による副業・兼業の解禁も追い風となり、今後は薬剤師の副業がより一層メジャーなものになっていくことでしょう。

ただし、目先の利益にとらわれて注意を怠ってしまっては、本業も副業もトラブルに見舞われてしまうことになりかねません。

迷ったら、転職サイトに登録して担当者に相談するのも手段の1つです。プロに相談することで解決することもあるはずです。

失敗を防ぐためにも、注意すべき点にしっかり気を配り、本業とのバランスを保ったうえで副業を行いましょう。