スギ薬局に転職するには?スギ薬局の基本情報から評判まで詳しく解説

この記事では、スギ薬局について詳しくまとめています。

スギ薬局に転職したい薬剤師さんや、スギ薬局について詳しく知りたい人は、ぜひチェックしてみてください。

スギ薬局の基本情報

新卒の方であれ、転職先を探してる人であれ、どこで働くべきなのかはとても難しい問題です。今回はそんな方のためにスギ薬局について紹介させていただきます。 

まずスギ薬局で働くのか迷っている薬剤師の方のために、スギ薬局の基本情報や求人情報について詳しく調べました。

会社情報

株式会社スギ薬局は愛知県に本社を構えており、「在宅医療にも対応した、地域連携・地域密着型ドラッグストアの運営」を事業内容としています。

親会社はスギホールディングス株式会社で資本金は150億円を超えています。

調剤併設型のドラッグストアを経営していて、ドラッグストア売上げランキングでも5位に入っています。店舗数も拡大傾向で、売上も右肩上がりのため、そういう意味では安心できる就職先と言えます。

また医薬品販売以外にもヘルスケアやビューティケアにも力を入れています。

経営理念

スギ薬局の経営理念は「私たちは、社員一人ひとりの幸福、お客様一人ひとりの幸福、そして、あらゆる人々の幸福を願い、笑顔を増やします」というものです。

高齢化が進む現代社会で人々の健康をサポートするために地域の人々に寄り添って経営していくという考えが反映されている経営理念です。

また、薬剤の提供だけではなく、食生活や運動の改善に対するアドバイスも行っており、あらゆる形でお客様の健康に留意していることが分かります。

色々な形でお客様に寄り添った、地域密着型のドラッグストアと言えます。

店舗数

スギ薬局は拠点である中部を中心に、2019年9月現在に1190店舗を展開しています。

関東エリアには298店舗、関西エリアには429店舗を展開しており、本社がある中部エリアには463店舗を構えています。

スギ薬局は、愛知県を中心に中部エリアを中心に展開していましたが、その後2002年に本格的に関西地方に進出を始めています。

2006年には埼玉県を足がかりに関東地方への進出を始めており、現在でもM&A(企業の合併・買収)を用いて、店舗網拡大の方針をとっています。

現在でも店舗数拡大の方針をとっており、店舗数もまだまだ増えていくことが予想されます。

スギ薬局の特徴や魅力

薬剤師

会社の情報については説明しましたが、やはり就職を考えている薬剤師の方にとっては職場の具体的な情報が必要です。

今回はスギ薬局の特徴や魅力について福利厚生や教育内容に注目して解説します。

福利厚生が手厚い

スギ薬局の福利厚生は手厚く、業界でもトップクラスを誇っており、スギ薬局の規定に当てはまれば、家賃の7割を会社が負担する社宅手当があります。

また出産休暇制度はもちろん育休制度があり、出産後最大で1年半の休暇を取ることが可能で、女性でも安心して働くことが可能です。

その他にも、社員割引が存在し、薬だけでなく、雑貨や食品にも使うことができるので便利です。

通勤手当やごとも手当、そして社会保険も完備されており、充実した福利厚生を受けることができます。

人材育成に力を入れている

2000名を超える薬剤師を抱えているスギ薬局は人材育成に力を入れており、入社後4ヶ月はオリエンテーションや基礎研修をこなし、売り場の仕事も体験します。

基礎研修が終了すると新入社員を集めての「フォロー研修」が行われ、それから診療科別、資格別に研修が行われます。

その後も、4年にわたって月1、2回に研修を受けることになります。

多くの店舗を展開しているスギ薬局はそれにともない社員も急激に増加しており、それに伴って、本部の考えを他店舗と共有するために、教育に力をいれています。

国家資格サポートも行っている

スギ薬局の社員や内定者は会社による国家資格合格支援を受けることが可能です。

それにより、全国の平均合格率を超える合格率を記録しており、多くの薬剤師の合格に貢献しています。

薬剤師国家試験対策予備校から講師を招き月1、2回の生講義を実施し、国家試験一発合格の先輩社員から勉強法やノウハウを教わることができます。

社内で国家試験対策を共有しており、国家試験合格を目指すのならこれ以上ない環境であることが分かります。

スギ薬局の薬剤師求人情報

スギ薬局の求人は薬剤師だけではなく、薬剤師以外にも登録販売者、ビューティアドバイザーでの募集があります。

この中で、自分に合った求人に応募するため、それぞれの求人を知っておく必要があります。

スギ薬局公式採用サイトに掲載されている概要や、転職エージェントの公開求人を確認し、どういった求人内容なのか、それぞれ詳しく見ていきましょう。

薬剤師

薬剤師は新卒採用、中途採用共に募集されており、総合職よりも薬剤師の方が採用数は多いです。

薬剤師の採用は総合薬剤師と調剤薬剤師の2つに分かれていますが、一般的に総合薬剤師の方が給与が高くなる傾向があります。

また調剤薬剤師は、土日祝が休みですが、総合薬剤師は週休2日のシフト制です。

業務には保険調剤、医薬品や健康食品の相談販売、そして居宅療養管理指導などがあります。

ドラッグストアということもあり、調剤業務だけではなく、コミュニケーション能力やホスピタリティなどお客様に寄り添う能力も求められています。

登録販売者

登録販売者の求人は中途採用のみです。登録販売者の求人に応募するには、「医薬品登録販売者」の資格を持っている必要があり、また、実務経験が2年以上あると採用に有利に働きます。

登録販売者は1日実働8時間のシフト制勤務になり、その職務内容ですが、販売プロモーションやマーケティング業務、人材育成などの業務を担当し、お客様からの薬に関する相談に答えることになります。

また、入社後半年をめどに、店長業務も任されるので、やりがいのある仕事と言えます。

ビューティアドバイザー

ビューティアドバイザーは新卒採用、中途採用共に存在し、ビューティバイザーは未経験者でも応募することができます。

職務内容ですが、化粧品やヘアケア、スキンケアを担当し、接客や商品管理などを行います。 

多くの化粧品の中からお客様におすすめのものを選ぶことも仕事で、勤務時間は実働8時間の変形労働時間制、そしてシフト制勤務になります。

化粧品に興味があり、それに関わる仕事を選びたい方にはおすすめの職種です。

スギ薬局で働く薬剤師の初任給や年収

薬学部に通っていた方の多くは奨学金を利用していいます。なので、「できるだけ早く奨学金の返済をしたい」という人は多いです。

ここではスギ薬局に就職した新卒薬剤師の初任給、そしてスギ薬局の薬剤師の平均年収について調べました。

スギ薬局で働く新卒薬剤師の初任給

スギ薬局の新卒薬剤師の初任給は、総合薬剤師が月給31万8000円、そして調剤薬剤師が29万3000円になります。

調剤薬剤師は調剤薬局に勤務し、調剤業務をこなしており、総合薬剤師はドラッグストアに勤務し、接客や品出しなどの業務もこなすことになります。

業務の幅が総合薬剤師の方が広いため、総合薬剤師の方が初任給が高くなります。

また、調剤薬局勤務の薬剤師は土日祝がほぼ休暇になるのに対して、ドラッグストア勤務の薬剤師はシフトでの勤務になります。

自分にあった方を選択するようにしましょう。

スギ薬局で働く薬剤師の年収・給与

スギ薬局の薬剤師の年収ですが、平均で700万円です。

そしてその中にも、調剤薬局勤務とドラッグストア勤務の年収の差が存在します。

ドラッグストア勤務の場合、最低でも500万円程度の年収は期待できるのに対し、調剤薬剤師は400万から500万円後半が目安になります。

ドラッグストア勤務は少ないですが残業もあるので、それも年収の差につながっています。

上昇志向でどんどん稼ぎたいという方にはドラッグストア勤務がおすすめです。

スギ薬局は最悪!?スギ薬局で働く薬剤師の評判・口コミを調査

ここでは、スギ薬局で働く薬剤師の評判・口コミをご紹介します。

実際に働こうと考えている人は、ぜひチェックしてみてください。

女性が働きやすい環境になっている

スギ薬局は福利厚生が充実しており、特に女性は働きやすい環境になっています。

産休や育休も取りやすく、結婚して子供がいる女性も安心です。 

短時間勤務制度も存在し、子供が中学校に上がるまで、最大で3時間労働時間を短縮することも可能です。

職場には女性が多いので、そういう意味でも女性が活躍しやすい環境が整っていると言えます。

また、スギ薬局は社内結婚が多く、上司や同僚からの理解が得られるというのもプラスに働いていると言えます。

社員割引があったり、オフィスが良かったりと仕事環境は良い

スギ薬局に就職すると、社員割引を受けることが可能です。

これは、薬だけでなく、雑貨や化粧品、食品に使うようになるので、日用品の購入には困らなくなります。

職場がドラッグストアなわけですから、すぐ購入することが可能なのもメリットです。

また、店舗によって異なりますが、その多くはオフィスがきれいで掃除が行き届いています。

備品や設備も準備されており、気持ちよく働ける環境が整っていると言えるでしょう。

残業はほとんどなく、休みも取りやすい

スギ薬局は調剤薬剤師以外はシフト制勤務ですが、その分、休みにはある程度融通がききます。

店舗によって異なりますが、多くの店舗は年発年始の忙しい時期を除いて残業はほとんどありません

残業手当も1分単位で支給され、サービス残業もないので安心です。また、休日も規定された日数でとることができ、平日にも休みを取ることができます。

労働組合があり、36協定によって勤務時間を管理しているので安心して働くことができる環境です。

上司によっては研修内容が雑だったり、仕事内容が雑用っぽいことがある

スギ薬局は1000を超える店舗が存在するので、研修もある程度は各々の店舗に委ねられています。

なので、どうしても配属された店舗の店長によって研修内容に差が生まれてしまい、店長によっては研修内容が雑になってしまうことがあります。

また、スギ薬局はドラッグストアなので、、レジ打ちや、食品や飲料などの倉庫整理を任されるなど、雑用のような業務をすることがあります。調剤業務だけを担当したいという方にはあまり向いていないと言えるでしょう。

スギ薬局についてよくある質問

クエスチョン

ここまで、スギ薬局という企業がどういったものなのかを説明しましたが、スギ薬局に就職、あるいは転職するにあたって、まだ不安に思うこともあるでしょう。

ここではそういった方が抱えるよくある疑問に答えていきます。

スギ薬局の薬剤師求人の倍率は高い?就職難易度は?

一般的に薬剤師の求人倍率は10倍になっています。これは1人の薬剤師に対して10の求人があるということで、かなりの売り手市場ということが分かります。

そのため、多くの企業が薬剤師を採用するために、良い条件を提示しており、それはスギ薬局も例外ではありません。

スギ薬局は求人倍率を公開していませんが、売り手市場だということが変わらないので、就職難易度はそこまで高くはありません。

 スギ薬局に就職を希望している人はぜひ求人に応募してみましょう。

スギ薬局はインターンを行っている?

スギ薬局は新卒向けのインターンを行っています。

インターンシップには2種類あり、ドラッグストアの店舗業務とマネジメント業務を体験するコース、そして、ドラッグストアのビューティアドバイザー業務とメイクを体験するコースです。

 そこでは、インターンシップ担当者や仕事場の先輩から、仕事や職場についての話を聞くことができます。インターンシップは東京と大阪で行われており、スギ薬局への就職を考えている人はぜひ参加することをおすすめします。

スギ薬局に薬剤師として転職する方法

薬剤師

ここまでの説明でスギ薬局が薬剤師にとって魅力的な職場であることは説明しましたが、すでに今の職場に不満がある人がスギ薬局への転職を成功させるにはどうしたらいいのでしょうか。

スギ薬局に転職するための具体的な方法について紹介します。

転職エージェントを活用する

スギ薬局に転職する方法ですが、スギ薬局公式サイトの中途採用ページから応募することも可能です。しかし、この方法はあまりおすすめできません。

公式サイトからの応募だと転職活動を自分一人で行わなければならず、失敗しかねないからです。ましてや、働きながらの転職活動だと負担も大きくなってしまいます。

スギ薬局に転職するにあたって一番確実なのは、やはり転職エージェントを利用する方法です。

スギ薬局は店舗数が多く、店舗によって職場環境が大きく変わります。

なので、転職エージェントを利用することにより事前に店舗の特徴を教えてもらい、自分にあった職場を選ぶことが可能です。

また転職エージェントから面接などのサポートを受けることができます

 自分一人で転職活動をするのではなく、知識やノウハウがある転職エージェントからアドバイスを受けることが転職の成功に繋がります。

転職を考えている人はぜひ転職エージェントを利用しましょう。

スギ薬局への転職におすすめの転職サイト

薬剤師 転職

転職サイトは多くありますが、登録を一つに絞る必要はありません。多く登録するほど、希望の転職先を見つけることができる可能性が上がります。

ですが、たくさんある転職サイト全てに登録するわけにもかないので、スギ薬局に転職したい薬剤師の方におすすめできる、「サポートに定評のある転職エージェント」を紹介します。

薬キャリエージェント

薬キャリエージェント

薬キャリエージェントは、医療領域に特化した一部上場企業2社が合わさったM3 Careerが運営しています。

年間20,000人以上の薬剤師が利用しており、登録者数は業界No.1です。

コンサルタントの質も高く、満足度は驚異の「95%」です。

運営会社は、医療領域に独自のネットワークを持っているので、持っている情報量が他の転職サイトと違います。

かなり詳しい内情まで知っています。ぜひ一度面談を行ってみてください。

ファルマスタッフ

ファルマスタッフ

ファルマスタッフは、調剤薬局が母体となっている「株式会社メディカルリソース」が運営しており、対面での面談が高評価な転職サイトです。

実際に転職相談をした人の満足度は驚異の「96.5%」で、どんな人も必ず一度は会って話をする姿勢を守っているようです。

さらに、全国に15ヶ所の拠点があり、地方の方も比較的利用しやすいと言えます。

また、職業紹介優良事業者であり、プライバシーマーク取得事業者なので、安心して利用することができます。

リクナビ薬剤師

リクナビ薬剤師

リクナビ薬剤師は大手人材紹介業のリクルートが運営する薬剤師向けの転職エージェントです。リクナビ薬剤師のメリットですが、転職コンサルタントが優秀なことです。

大手人材会社なだけあって、転職相談への対応のノウハウが豊富で、また、こちらからの連絡に対するレスポンスも早いです。

初めての転職で分からないことが多い方には特におすすめです。

リクナビ薬剤師のデメリットですが、紹介される案件が多すぎるため、自分にピシっとハマる転職案件が少ないことです。

あまり多くの転職先を提案されても迷ってしまい、判断がつかない事態になりかねません。

また、メリットに連絡がスピーディーなことを挙げましたが、人によってはこれを強引な対応と感じる人もいるようです。

リクナビ薬剤師は高収入案件が多いというメリットもあります。

高収入が魅力的に思える人にはおすすめのサイトです。

マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師は新卒の就活支援業界最大手のマイナビが運営する薬剤師専門の転職エージェントです。

マイナビ薬剤師のメリットですが、転職希望者へのサポートが手厚いことが挙げられます。

転職希望者との面談の評価も高く、親身に対応してくれ、また、求人の提案も積極的に行い、連絡へのレスポンスも速いです。

マイナビ薬剤師のデメリットですが、求人数があまり多くないことです。

求人数が多いほうが、当然、自分が希望する条件の職場に転職する可能性が上がるので、求人数が少ないのはデメリットと言えます。

また、提案力が低いことも欠点に挙げられます。

こちらの条件を聞いてくれるのですが、向こうからの積極的に求人を提案がないのはデメリットと言えるでしょう。

初めての転職で不安な人には親身にサポートしてくれるマイナビ薬剤師がおすすめです。

スギ薬局への転職は転職サイトを活用しよう

スギ薬局は、給与水準だけではなく、充実した福利厚生や人材教育に力を入れているなど魅力的な職場です。

薬剤師としてのキャリアを重ねていくにはピッタリな職場と言えるでしょう。

転職希望の方は、この記事で紹介した転職エージェントを利用してスギ薬局への転職を成功させてください。